SONY LinkBudsのレビュー 音質編

2023年2月24日金曜日

SONY LinkBuds レビュー

t f B! P L

 LinkBuds


現在において唯一無二の性能を持つLinkBuds。

形状を見て分かる通りありえないレベルの遮音性の無さと、究極に近いアンビエントサウンドを持つ機種です。


音質も普通のカナルイヤホンとは違い、両端を閉管する形にならないので両端閉管の共振が(多分)発生せず高音に無駄なピークを持たないのが利点。

ただ当然ですが完全開放状態なので低音の量感は当然のように弱くメリット・デメリットが非常にわかりやすい音質となっています。


音質に関してはソニーの純正アプリのHeadphonesを使うことである程度補正することができます。

データが色々とあげられるようになっているのでそれを元に補正してみました。


LinkBudsのイコライザ補正

まずLinkBudsは11月のアップデートでなんとマルチポイントに対応しました。

PCとスマホで併用している人には正に朗報。


アップデートするとシステムの中にスライドバーが追加されます。



音質については日本のサイトで周波数特性グラフを確認することはできませんでしたが、海外のサイトさんでご提示いただいています。

私も挑戦はしてみたのですがなにせ形状が特殊で高級なダミーヘッドがないとなかなか難しい感じです。


SoundGuysさん(海外のサイトさんです自己責任でお願いします)

https://www.soundguys.com/sony-linkbuds-wf-l900-review-67631/


まあ…低音ないですね。

やはりグラフをみてもやはり300Hz以下の低域の量感が低く、2kHzあたりにピークがあるのが特徴的です。

低域の量感を上げて2kHz近辺を抑えるがイコライズの基本方針として個人的に調整してみたのがこちら。


クリアベースをMAXの+10に設定して2.5kHzを-6しています。

低域は400Hzしかいじれないので、この帯域はそれほど問題がなさそうなのでそのまま維持してクリアベースで補っています。

DSEEはOFFで使用しています。


2.5kHzは人によって片側閉管の共振位置がずれるのと、難聴の進行に差があるので個人個人で全く違う数値になるとは思います。

ただ基本的にマイナス補正したほうが低域の量感を増やすためには良いかと。


まとめ

こんな振動板の真ん中をくり抜くなどというありえない発想のイヤホンはもっと評価されていいと思います。

機能的にもこれ以上ない外音取り込みを有していて正に唯一無二です。


ドーナッツイヤホンとしか表現できないこのイヤホン。

完全なオープンエアで耳にカビが生えるリスクも低く、これはこれで新たな難聴対策イヤホンと言えるかもしれません。

ただノイズキャンセルができないので使う場所はかなり限定されてしまうかも。


イコライズなしの音質は低音不足と感じてしまうであろうこの機種。

ですがいじればかなり聴ける音質になるのでぜひお試しを。


個人的に是非このドーナッツイヤホンの進化した後継機を見てみたいので本当に興味を持っていただけたら視聴と試着をよろしくお願いします。


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