ZEN DACのギャングエラー
極小音量では左が若干弱く感じられ、音量をあげると解消されるギャングエラーがZEN DACにはあります。
可変抵抗の仕様上これは仕方なく、実際の聴覚ではほぼ問題無い程度なのですが一応測定してみました。
使用したのはZIRCO TENORE。
左右を繋ぎ変えて測定した結果がこちらです。
音量を上げた状態で、数値にして0.4dB程度の左右差があるようです。
ただこの数値は普通のイヤホンであれば、左右のユニット間でもっと大きいズレが生じているので実際の使用上はまず全く問題ないレベルだと思います。
この音量差はやはりボリュームの品質の問題ではあると思います。
一応確認するためにラインアウトからHAP-S1に接続して測定した結果が以下です。
上のグラフと違い、左右のズレがほぼ無く一本の線になっているのがわかります。
ZEN DACでギャングエラーが不満な方は、やはりZEN CANなど外部のアンプに繋ぐとより高音質で音楽を楽しめると思います。
ACアダプターによる音質の違い
ZEN DACは5VのACアダプターを接続して電源を取ることができます。
音質が変化すると言及がありましたので一応チェックしてみました。
使用したのはiMacとヤマハの5V ACアダプターです。
結論からいえば正直左右の音量差以下しか音質変化は無いように思います。
よほど貧弱なUSBの給電しかついていないデバイスでなら効果は大きいのかもしれません。
個人的にはブラインドテストでも全く違いがわかりませんでしたし絶対必須とまでは言えないのではないかと思います。
まとめ
- 左右の音量差は多少ある
- DACとして使用すれば左右の差は無い
- 5VのACアダプターは必須とまではいえない
小音量のギャングエラーが気になる方は別のアンプへ接続すると不満がなくなると思います。
実際製品名もDACと名乗っているわけでそういう用途を想定しているのかも?
アダプターはノートパソコンとかでない限りは必要なさそうではあります。
ただまあ繋いでおけば安定と安心が手に入るわけですし購入しても良いと思います。
ZEN DACは6.3mmの端子もバランス接続も接続可能で、2万円という価格も素晴らしい。
音質も高級ポータブルDAPなどとも一度比べてみたいと思う程です。
Sound Blasterなども色々買ってみた中でも、特にPCオーディオの入門には最適なUSB DACではと思います。
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