HD599のプリンと黒ごまの違い
ゼンハイザーの傑作プリンヘッドホンの後継機HD599。
それには同じプリンカラーの正統派後継機とAMAZON限定のブラックモデルHD599SEが存在します。
先日AmazonのセールでHD599SEが非常にリーズナブルに販売されていました。
HD599で満足しているものの、満足しているからこそ色違いの兄弟機の出来栄えが気になり購入。
まず届いてすぐわかるのは簡易なダンボール包装でのコスト削減です。
内容物は変わらないのでAmazonを感じるこれはこれで良いと思います。
見た目やサイズ感はほとんど違いがなく、本当にカラーリングだけの差に見えます。
ただ実際に使用してみると本当に同じ機種なのかなと思う位の差異があるように思いました。
比較
まず装着感が若干違います。
黒のほうが側圧きつめでしっかりとした装着感。
これは多分イヤーパッドの違いが大きく、黒のほうが微妙に硬めでボリュームがあるように感じます。
ハウジングの手触りも違い、プリンカラーはすべすべでツルッとしているのに対して黒はザラッとした質感。
多少音質に影響を与えているような気がしなくもありません。
そして一番の問題の音質。
多分使われている振動板は同じものなのだとおもうのですが、イヤーパッドの硬さとハウジングの材質の違いが影響を与えてる気がします。
具体的にはプリンカラーのほうが中高音が控えめで刺さりにくい音質なのに対して、黒は中高音が元気で明るめの音質になっています。
好みはあると思いますが、聴き比べれば多分誰でもわかるレベルには差があります。
まとめ
- ハウジングの手触り
- イヤーパッドの硬さ
- 側圧
- 中高音の音質(HD599SEの方が強い)
まとめるとこのあたりに若干の差があると思いました。
個人的には若干側圧弱めでおとなしい音のプリンの方が好み。
ただ明瞭なHD599SEの音も悪くないと思います。
最初はバーンインの差かと思ったのですが、100時間程度慣らして比べたので多分その差ではないと思います。
材質やちょっとした差で音質が全く違って聞こえてしまうのがオーディオの面白いところです。
興味を持たれたならHD599を両方コンプリートするのも一興かもしれません。
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