SONY MDR-EX800STのレビュー

2018年9月2日日曜日

SONY MDR-EX800ST レビュー

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特徴


SONYがスタジオ用として販売しているカナル型イヤホン。
16mmのイヤホン最大サイズの振動板を採用しているモデルです。

装着感は振動板の大きさから若干独特。
ですがよく練られておりこのサイズの振動板を使うならこれしかないという形状をしています。
慣れれば悪くないのでこれはこれで良いと思います。


メーカー保証など一切なく壊れれば自己責任の硬派なイヤホン。
しかしそれだけ品質に自信があるのだと受け取れます。
実際私に届いたイヤホンは左右の音ズレも感じられなく素晴らしい状態でした。


音質


よく比較されるEX1000との音質の違いは、振動板に使われている素材の違いの影響が大きいと思います。
EX1000の方が高音に雑味がなく制動の良い音です。
ただ音量がEX1000の方が少し取りづらく、比較するなら音量を合わせる必要があります。


単体としての音質はフラットの一言。
手持ちのイヤホンでは最もスピーカーから聞こえる音に近い音に感じられます。
どこかに大きいピークが有るような音ではなく聴覚上で自然に感じられる音質。


多ドライバのイヤホンはどうしてもクロスオーバー周波数とネットワークの設計で音質が濁るのですが1DDのEX800STにそれは当然ありません。

振動板サイズの大きさの余裕がこれほど有るイヤホンはなかなかないかと。
16mmを採用しているのはSONYさんオンリーかもしれません。


個人的にはリファレンスと言えるイヤホン。
もっと早く購入すればよかったと思える音質です。


個人的な聴覚上の音質

重低音 ☆☆☆
低音  ☆☆☆
中音  ☆☆☆★
中高音 ☆☆☆★
高音  ☆☆☆


まとめ


個人的に一本イヤホンをオススメするならMDR-EX800STを推したい。
振動板サイズの余裕感がE5000などの小型と比べると感じられると思います。

装着感と遮音性はこれより良いイヤホンは有ると思いますが、音質で選ぶならEX800ST。
これが2万で買えるのは格安です。


EX1000は残念ながら廃盤になってしまいましたが、こちらは是非後世に残して頂きたい。
まあ実際発売から相当経ちますし、殊更このイヤホンの評価をここで語る必要もないので価格コムなどの優秀なレビューを一読いただくことをオススメ。




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