audio-technica ATH-A2000Zのファーストインプレッション

2019年7月7日日曜日

Audio-technica ATH-A2000Z

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ATH-A2000Zを購入




低音のDT1770PRO、フラットなMDR-Z7M2に続き高音域が特徴的なヘッドホンを探して見たところ、レビューでとにかく高域が強いヘッドホンとしておすすめされていたこの機種。
試聴もしてみましたが確かに他のヘッドホンと違うものを感じ購入してしまいました。


手持ちではベリリウム振動板を採用したMXH-MD5000が特に高音の強いヘッドホンです。
これもとても高音質なのですが残念ながら生産終了に・・・。
本当に惜しい機種をなくしたと思っています。


高音の強い機種は基本的にあまり評価されない傾向にあると思います。
音質の粗さや機器の欠点が強く前に出るので、その点をヘッドホン自体が悪いと評価される傾向が強い。

確かに録音の良い楽曲を良質な機器で再生しないといけないので、それ自体を欠点というならばそうかもしれません。
ですがヘッドホンにあう楽曲と機器を見つけられたときの喜びは一番大きい音質傾向だと思います。


そんなわけで高音重視の決定版として購入してみたATH-A2000Zの使い勝手をみてみましょう。

ファーストインプレッション




53mmの振動板を使用したオーソドックスなステレオヘッドホン。
ウィングサポートの装着感は悪くなく重量の軽さもあいまって良好な使い心地です。
梱包は非常に簡素でヘッドホンの中身にだけ全力を注いだ感じが好印象。

ケーブルは今どき本当に珍しくリケーブル出来ません。
音質へのこだわりが感じられこれも購入を決めたポイントになりました。
ケーブルの交換できるATH-AP2000Tiよりも個人的にはこちらのほうが高音質に感じます。


音質傾向は間違いなく高音重視
たとえばYOUTUBEなどはこのヘッドホンで聞くのは良くないでしょう。
音の粗さが気になって集中出来ないレベルです。

低音も割と大きめの振動板のおかげかしっかりしており、十分以上の音質に感じます。
もちろんDT1770ほど重めではありませんがバランスの良い低音と言えます。


残念ながら圧縮音や古い音源を聞くのは本当に適していないと思います。
ただこの高音は本当に魅力があります。



まとめ



個人的にあまり好きでなかったオーディオテクニカの音質。
基本どれをきいてもスカキンと言える傾向だった記憶が。
ATH-A2000Zは今までのオーテクの完成形と言えるレベルの音質だと個人的には思います。

ただ特徴である高域の強さはデメリットも当然あります。
素性の悪い音は悪いまま再生されますし、高音が強すぎると難聴の恐れも大きいかも?
音量には十分注意する必要がありそうです。


ソニーの今のヘッドホンにはこの傾向の音質はないような気がします。
少し違いますがMDR-CD3000が近いかもしれません。


データを見ながら次回は音質のレビューをしてみたいと思います。
しかしハウジングのテカテカ具合もなかなか他に例のないヘッドホンといえますね。


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