SONY MDR-Z7M2のファーストインプレッション

2018年12月9日日曜日

SONY MDR-Z7M2

t f B! P L

MDR-Z7M2





ソニーがフラグシップとして発売したMDR-Z7。
その後継機となるMDR-Z7M2を購入してみました。


MDR-Z7の発売後、MDR-Z1Rが発売されたのでフラグシップの座はそちらに譲りましたが、Z7はそれでも低音の量感がオンリーワンで魅力ある機種でした。
ですが低音が多すぎるところが否定的に捉えられることもあり、もっとバランスのよい機種を望まれることが多かったのも事実です。

MDR-Z7M2はZ1R譲りの振動板とフィボナッチパターンのグリルを搭載し音質向上を謳うモデルです。
装着感も向上していてZ7での反省を活かしたモデルになっていると期待しました。


という建前はおいておいて、実際は大幅なディスカウントに気がついたらクリックしていた次第。
流石にZ7と用途がかぶりそうな予感はあります。



ファーストインプレッション


気になる音質は一言でいえばフラット。
誰もが文句なく低音が強いと納得するZ7とはうって変わって、極めてバランスの良いヘッドホンになりました。

録音状態がわかるほど高音が強くもなく、他の音域が埋もれるほど低音も強くない音質。
中高音は明瞭で歯擦音も刺さらず文句をどこにつけてよいのかわからないとても優等生な音と言えます。


誤解を恐れずに言えば中高音が強いカマボコな音です。
Z7の低音の個性がなくなっているのでMark2というより別物と言えるかもしれません。
final E1000と同傾向で、それを高音・低音ともパワーアップしたような音質に感じます。

装着感も実際向上しておりZ7と全く違う音なのでZ7ユーザーも買う価値はあるかも?
Z1Rとも傾向の似た音のようなので聴き比べてみていただきたい。



まとめ


フラットで中高音が明瞭かつ重低音がきっちり響くヘッドホンをお探しならZ7M2はオススメ。
手持ちのヘッドホンでは最もフラットと言って良い音質に感じています。

ただやはりMDR-Z7の低音の量感はあれはあれで素晴らしかったと主張したい。
そこがお気に入りの方には特にオススメしません。


MDR-1AM2もそうでしたが最近のソニーさんは低音を控えめにしているのかもしれませんね。
それともフィボナッチパターンを使うとこのような音質になるのでしょうか?


音質についてはまたレビューで考察してみたいと思います。
割と評価が難しい音なので印象が変わる可能性大です。

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