SONY IER-Z1Rのレビュー

2019年4月8日月曜日

SONY IER-Z1R

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特徴




購入して2週間ほどになるので現在の感想を記録。
そういえば最近はほとんどZ1Rしか使用していない気が。

遮音性も高く音漏れも少ないので、ポータブル用としての基本は出来ていると思います。
思ったよりも音漏れがしないのは本当に驚きました。

ただ大きくて重いのでやはり要試着ですね。
装着感自体はケーブルの出来も良く良好なのですが、使う人は選ぶような気はします。


イヤーピースも豊富です。
ゴム質のイヤーピースとウレタン質の柔らかいイヤーピースの2種類がサイズ多く揃っています。
個人的にはトリプルコンフォートのSサイズを使用しています。


音質 


2週間使用しましたが”このイヤホンはこの音!”という評価が難しいイヤホン。
基本弱ドンシャリの音質ですが接続するDAPによって音質がかなり変わります。

再生するソースも厳しく問われ、録音・マスタリングの状態も問題になるような。
当然圧縮音なども若干聞き苦しいのでオススメできません。
高音はイヤホンではありえない程にまともに出ていて、全体のバランスに破綻もないように感じます。
EX1000も音質的には悪くありませんが聴き比べると高音が明らかに減衰していますね。


ソニーの音と言われることが多いので考えてみたのですが、これの音質はヘッドホンのMDR-CD900STに少し似ているかもしれませんね。
もう少し高音は強いイメージですが、弱ドンシャリで聞きやすい傾向は近いのかもしれません。



個人的な感覚上の音質

重低音 ☆☆☆
低音  ☆☆☆☆
中音  ☆☆☆
中高音 ☆☆☆☆
高音  ☆☆☆☆



まとめ


値段も破格ですが、イヤホンとしては音質も破格。
これより良い音のカナル型イヤホンを私は思いつきません。

ただ古い音源など録音がそもそも良くない音を聞くのに適した音質ではありません。
高音がしっかりしているため音源も機器も選ぶシビアなイヤホンだと思います。


しかし高級ヘッドホンに音質が及んでいるかというとそこは今一歩かもしれません。
当然ですが比べてしまうと重低音の量感にどうしようもない差はありますねぇ。

個人的にはもう一回り大きい低音用の振動板を積んだモデルを見てみたい気がしました。
とにかく1DDには出せない音が出ているのは間違いないので後継機や廉価版も楽しみですね。


お値段がソニーストアで19万とぜんぜんかわいくないIER-Z1R。
ただヘッドホンの蒸れる・重い・かさばる・ハゲる?というどうしようもない欠点を克服する可能性を感じるデバイスです。

ここまで自然にマルチドライバの音をつなげられるとは脱帽。
SONYの本気の音なのは間違いないので是非一度試聴してみていただきたい。


追記


一番多く言われる低音が強すぎるという指摘ですが、正直FINAL E5000と比べても全く強いと思いません。
カナル型ではE5000のほうがベースがもこっとしていて低音が強く感じます。





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