MDR-MV1について
それがMDR-MV1です。
今まで密閉型のモニターヘッドホンを中心にリリースしてきたソニーさんですが、今回はなんと背面開放型。
外音に影響を受けやすいですがハウジング内の共振を抑えやすく音質的に有利な面もある方式のヘッドホンです。
MDR-M1STという密閉型のヘッドホンが2年前に発売されて私も即購入したのですが、これは正直なんというか音質的に難しいヘッドホンでした。
リスニングには向かないと断言したくなるような微妙なくぐもった音でモニターとはこのようなものなのかな?と当時思っていたのを覚えています。
そんなこともあり今回は発売日は見送って評判を見てから購入してみました。
なかなか高評価な意見も多いMDR-MV1の第一印象を記録しておきたいと思います。
ファーストインプレッション
ハウジングの微妙な冷たさが金属製であることを感じさせ、この精度の加工をするだけでも個人的には十分6万の重みがあります。
ケーブルはM1STと共通の2mのケーブルに6.3mmのふっといプラグ。
まあ流石に開放型なのでポータブル機での使用は重視していない姿勢は正しいと感じられますし、いざとなれば変換プラグも付属しています。
装着感
装着感は軽量でケーブルも片方だけの接続で良好。
イヤーパッドは肉厚でフワフワしている為、側圧が強いと感じる人もいるかもしれません。
これはまた別の記事で書こうと思いますがイヤーパッドの交換はやってみても面白いと思います。
音質
音質は一言で言えば弱ドンシャリ。
開放型と思えない低音の量感が特に特徴としてあげられます。
若干中音が弱い気もしなくもないですが十分問題ない範囲。
M1STの謎のくぐもった音質から比べればむしろ明瞭なレベルです。
音質に関しては次回レビュー編で詳しくやりたいと思います。
個人的意見ですが流石にモニターヘッドホンなら特性などをメーカーさんが用意したほうが良いような気がします。
欠点
欠点としてはやはり音漏れと環境ノイズに弱いことでしょう。
空調などがきいているとやはりノイジーです。
ただこれが音の自然さに逆に寄与していると考えると欠点とも言えなくなる気はします。
まとめ
個人的にはもう300gを超えるような重いヘッドホンは二度と使うことは無いと思っています。
自室で長時間つかうには軽さは一番大きいファクターではないかと。
その点このMV1は間違いなく最良のヘッドホンの一つだと思います。
音質については間違いなくよく調整された音質だと思います。
今までの開放型のぼやけた低音の量感が気に入らない人に是非聞いてみていただきたい。
注意点とすれば試聴と自宅で使うのはやはり少し印象が変わると思います。
5万円後半というヘッドホンの価格が高いとはもう言えない時代ではある昨今。
音質はやはりヘッドホンの方が自然に作り出すことができるのも事実で音質重視は有線ヘッドホン、利便性はTWSで二極化されそう。
MDR-MV1は時代のニーズを良く捉えた優等生的製品なのは間違いないと思います。
ソニーストアで購入すれば3年・5年の物理保証もつけられますし下手な量販店で購入するよりオススメ。
開放型の定番を一本欲しい方には是非検討いただきたい逸品です。
※イヤーパッドの付け替えは音の特性が変わりますし、モニターで音質が一定でないのは問題があるとは思いますが装着感も変えることができるので別記事で扱いたいと思っています。
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