Sennheiser HD599を購入
老舗のヘッドホンメーカーゼンハイザー。
HD600・HD650、そしてHD800Sなどオーディオファンなら知らぬ人はいない傑作をリリースされておられるメーカーさんです。
その中にクリーミーなイエローカラーで、その見た目からプリンとして親しまれていたHD598というモデルがありました。
惜しまれつつ終売したHD598の後継機がHD599で音質などにも改良が施されている様。
試聴してみたところ思った以上に良好に感じられたので購入を。
他に比較したK700シリーズやHD600シリーズなどより個人的には好みでした。
ファーストインプレッション
最も特徴的なプリンカラーはヘッドバンド部が黒くなり多少薄まっています。
ただ他のヘッドホン比べると十分にプリンと呼んで差し支えないカラーリングではあると思います。
個人的にはカラメルが添えられたという認識です。
オープンエアのヘッドホンというのはあまり好みの音質ではありません。
基本的に低音の押し出しが弱く環境音に強い影響を受け、残念ながらその印象は高級機であっても同じです。
HD599は多少強めのV字の音質で低音が若干強く感じられます。
誤解を恐れずにいうなら傾向的にはHD650が近く、よりオーディオ寄りの楽しい音。
一言で言うならドンシャリ気味です。
オープンエアの特徴はそのままで私には低音が弱く感じられ、環境音が気になりますし音漏れも激しい。
ただこの蒸れにくく快適な装着感は十分評価に値すると思います。
軽くて装着感も良く蒸れにくいヘッドホンが欲しいならHD599は間違いない選択では。
記憶が確かならHD598はもう少し低音気味の若干ブーミーで高音が弱い音質でした。
HD599は高音も改善されて聞きやすい音質になっているような気がしますが、流石に当時の印象だけなのでこれは話半分で聞いていただきたい。
付属品としては3mと1.2mのケーブルが両方付属しているのは非常に便利で、使う人の利便性を考えられていると思います。
まとめ
オープンエアを食わず嫌いしていましたが少し評価を改めたいと思います。
音漏れ・遮音性・低音少の3重苦を抱えた微妙な構造だと思っていましたが、それ以上に熱がこもらない快適性が素晴らしい。
音質はドンシャリと表現しましたがHD650などと比べると若干明瞭な音質ですが歯擦音も強めな傾向です。
個人的にはJ-POPよりも洋楽などと相性が良い音質に感じます。
HD599は価格も2万とヘッドホンとしては標準的で、長時間の使用に耐える軽さと快適性があります。
オープンエアの低音がいまいちと感じられている人にも一度試してみて頂きたいモデルです。
余談ですがこの記事を公開する前に悲しいニュースが飛び込んできましたね…。
ゼンハイザーさんのオーディオ部門がパートナーを探しておられる模様。
是非良い企業さんと提携できるのをお祈りしています。
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