WF-1000XM4を購入
iPhone7のイヤホンジャック撤廃から始まったイヤホンのワイヤレス化の流れ。
Apple AirPodsPro(AAPP)の登場でその流れは激流になり、有線イヤホンはいずれマニアのみのニッチな商品になるのではというレベルにまでなりつつあります。
ノイズキャンセリングや線の引っ掛かり・断線・タッチノイズがないという強力な利点、加えてアンビエントサウンド(外音取り込み機能)は一時期人気のあった外音の聞こえる穴開き型イヤホンも駆逐したように思います。
AAPPの登場はイヤホン史における大転換点であったと個人的には主張したい。
AAPPの前にソニーのリリースしたWF-1000XM3というTWSがあります。
これも発売時点では他のイヤホンとは一線を画する傑作だと話題になり、一時品切れで手に入らない状態にまでなっていました。
ただその後AAPPの発売で完全に日陰になってしまい価格も暴落した因縁が。
そして今回AAPPに対抗するため、ソニーが満を持して発売したWF-1000XM4。
発表その日に試聴無しでソニーストアでワイド3年保証をつけて予約したものが遂に到着。
その実力やいかに?
ファーストインプレッション
装着感
装着感は言われていたより悪くないと思いました。
むしろ新設計のイヤーピースはAAPPより熱が溜まりにくく、長時間でも割と快適。
音質
今回は付属のノーマルイヤーピースのみの視聴。
MACとiPhoneにDESS・OFFでAAC接続しています。
NCやアンビエントサウンド時の音質は少し荒いのですが、OFF時の音質は良好。
低音が少し強めの弱ドンシャリといった傾向で、刺さりは無く強めの低音が音楽の楽しさを下支えします。
AAPPがフラット気味なのでこちらのほうが楽しい音質と感じる人は多い気がしますね。
ただSBCやNCなどを使うと若干刺さり感を感じる微妙な音質になるのでそこだけは注意していただきたい。
多分ですが雑踏での使用を想定した少し派手目の味付けがされるのだと思います。
音質優先で接続するのが良いと思いますが、設定で割と音質が左右される感じはあります。
手持ちのイヤホンで似たような音質の有線イヤホンがあったので、もう少し聴き込んで比べてみます。
ノイズキャンセリング
凄まじいノイズキャンセリング。
これは本体自体が遮音性の高い耳栓として外音を防ぐのに加えて、その上にノイズキャンセリングがかかるからだと思われます。
例えば虫の音などはノイズキャンセルOFFでも遮音してしまう程です。
マイクに風が当たったときのノイズが弱点ではありますが、イヤホンでは最高レベルと思われるノイズの遮断性能。
これに関してはAAPPを超えているのではと思います。
外音取り込み(アンビエントサウンド)
これは遮音性の代償かあまり良くはありません。
音量の小さいノイズ感の多い音質。
ただ実際の使用で困るほどでもない印象です。
まとめ
AAPPよりは重量でもサイズでも劣っていますが、イヤーピースのおかげか私には良好な装着感に思います。
ただここは個人差があるのでやはり試着が必要ではありますね。
遅延も大きいらしいのですが、リズムゲームなどを嗜んでいないので他のゲーマーの方にその評価は譲りましょう。
特筆したいのはノイズキャンセリングで、NC/OFFですら遮音性の高さに驚きます。
AAPPは割とこれに比べれば本体は普通の遮音性能なのだと感じられますね。
とにかく総じて完成度の高いTWSで流石ソニーさんだと唸らされました。
個人的にはマイク性能にこだわりがないならAAPPよりこちらを勧めても良い程だと思っています。
音質に関しては後日また詳しくレビューしてみますが、個人的にはお気に入りのTWSになりました。
少なくとも1000MX3と比べて全てにおいて今調べた限りでは劣っている所はないように感じます。
ただまだ理解できていない欠点などあると思いますので引き続き使用してみたいと思います。
しかし3万でここまで遊べるのはやはりTWSの面白さに有線は勝てないのでしょうねえ。
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