SONY SRS-XB23のレビュー 

2022年3月6日日曜日

SONY SRS-XB23 レビュー

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SRS-XB23






新居・新生活にコンポを買うという文化が廃れて久しい現在。
街の音楽はJASRACさんへのお布施が必要となり、スピーカーで聞くということが奪われてしまった時代と言っても過言ではありません。

ご近所へのご迷惑などを考えると使わないほうがベストなのかもしれませんが、ただやはりスピーカーでしか聞けない音楽というのは確かにあると思います。


現在のトレンドといえる無線での音楽鑑賞スタイル。
音質的にも利便性的にもそこは昔よりも確実に進歩しているポイントだと思います。

SONYさんからも無線のBlutoothスピーカーが何種類か発売されています。
特にこのSRS-XBシリーズは個人的にはファンで、XB40の発売からずっと追いかけ続けているシリーズです。


その中でも今回は小型軽量機のSRS-XB23をご紹介。
スピーカーなので本当に感想レベルのレビューですがご参考まで。


特徴




恵方巻きとみまがう円筒系で、横置きに加えて縦置きでの音楽再生にも対応しています。
これほど丸くて長いモノはカメラの望遠レンズくらいしか見たことがないように思います。

ストラップがついていて携帯性を重視しているデザイン。
実際580gと軽く、防塵防滴防錆なので例えば持ち運んでお風呂などで使用するのにも適しています。
手に持った感覚もペットボトルに近くよく考えられたデザインだと思います。


これは特筆したいのですが、このスピーカーを横置きすると必ずこの写真の振動板が上を向く位置で固定されます。
重心が上手くコントロールされているのだと思いますが、とてもありがたい仕様です。







ボタンの機能はみたままなのですが、謎の機能も付いてるので一応説明を。
上から電源・Bluetooth接続・再生一時停止・音量上・音量下、ここまでは見たままです。

次がバッテリー確認ボタン&長押しでバスブーストのON/OFF。
その次がパーティボタンで他のSRS-XBシリーズと接続して同時再生するいわば合唱ボタン。

一番下はもう一台SRS-XB23を用意して接続することでステレオ再生できるのですが。
残念ながら接続のコーデックがSBC一択になってしまうので単純に音質が向上するかは疑問符です。


防塵防滴防錆・ポータブル・ステレオ再生・ワイヤレス10時間再生。
このあたりのワードに反応してしまう方におすすめしたい性能です。


音質








※これだけは必須!

・デフォルトではモノラルなのでステレオに切り替え


Music Centerというソニーの純正管理アプリが必須と言える本機。
もし試聴される場合でもこれだけはインストールしてからされると良いと思います。

初期設定で接続して聞くと、誰もがわかる低音過多。
スピーカーとしての本領を発揮はしているもののもう少し高音が欲しくなるのが人情というものです。

これはこのスピーカーの特性というよりもソニーのデジタル音質調整の結果でこの様になっているようです。
スタミナモードと呼ばれる音質強調をOFFする機能を使うとこれも誰もが分かる痩せた音質。
このモードでXB23を使用するのは語学学習くらいではないかと思います。


イコライザで音質を調整できるのでこれで好みの音質にするのが絶対必須と言っていいと思います。
個人的にはBASS+3・Treble+3で使用していますが、このあたりは設置場所や好みが強く出る所ではあります。


この低音の量感は本当に思い切っていて気持ち良いレベル。
小型スピーカーとは思えない振動がパッシブラジエーターから響いて、ラジエーターを手で触れると強い振動が伝わってきます。
これは是非一度体験してみて頂きたい。


スピーカーですので使いこなしも音質決定に重要になるところ。
ベストな位置を探すのも楽しみの一つで、線のないBluetoothスピーカーはそれがフレキシブルに可能なのが強いですね。

ただ左右が広くセパレートになっていないので音の広がりという点においては流石に据え置きスピーカーには敵わないと思います。
ソニーのロゴの位置をみても縦型で気軽に使うのが良いのでしょう。


イコライザ設定(BASS+3・Treble+3)




まとめ


いいとこ

  • 小型軽量
  • 縦置き横置きOK
  • 防塵防滴防錆
  • 10時間のスタミナ再生
  • 低音の量感


いまいちなとこ

  • 高音の量感を調整必須
  • 左右のセパレートが無いので音場が狭い


この価格・この形状でこの重量に収めてBluetoothスピーカーを作成するなら文句のつけようがない品質。
どこでも使用できますし携帯性も非常に高く、音質が気に入るなら一万円代前半の価格は買って損はないとまで思えます。

Linkbudsのライバルは実はこれなのではないかと思う使用感で、生活の一部としてのスピーカーというのは新感覚。
縦型で使えばスペースをとりませんし音質としては縦の方が個人的には好きです。


もちろん最高の高音質というわけではありませんが、そこまでの音質は本当に必要なのかと思えてしまうスピーカーです。
但しMusic Centerでの音質調整は必須です。


イヤホンからの気分転換としてオススメしたいスピーカーがこのソニーのXBシリーズです。
実はXB43も所持していますので次回以降にご紹介してみたいと思います。
上位機種はなにか光ってとても楽しい感じになっていてまたそれも良しです。

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