final E4000のレビュー

2018年7月20日金曜日

FINAL E4000 レビュー

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特徴



E2000/E3000の上位機種として発売された本機。
E4000/E5000と2バージョン同時発売で、こちらはE5000のほぼ半値のお買い得な印象のあるモデルです。

E5000との違いはハウジングの素材とケーブルの質(E5000は26,000円相当)。
カラーリングもオーソドックスな黒になっています。


装着感はE2000/E3000よりMMCXの分サイズアップしており、重く長くなっています。
個人的にはそれほど違和感なく使えていますがここは個人差が出るところでしょう。


音漏れも空気穴が大きく空いている為に無くはないようです。
これはE5000とも変わらない部分ですね。


ケーブルが編みケーブルではないため、E5000よりはタッチノイズも少なく取り回しがよいイメージ。
どちらにしても屋外での仕様は向いているとは言えないかもしれません。


音質


個人的に問題だと思っていたE2000/E3000の中音域の弱さは改善されています。
E4000は正当な上位機種ということで間違いないでしょう。

E4000は中音域の明瞭さが特徴的な音質です。
低音も量感があり、重く響く感じではありませんが好印象。
高音の弱さは弱点ですが、全体としてのバランスの良さはかなりの物だと思います。


比較するとE5000の低音重視の重い音質とは違う軽快な音質。
基本としての音質は似通っていますがE4000の延長線上がE5000というわけではありません。
E4000を使用して、低音の量感が足りない・中高音の響きがわざとらしいと感じた方にはE5000を推したいです。


音量もE4000の方がとりやすく、テンポの良い音質も受けが良いと思うので、1万6千円位でイヤホンをお探しならE4000は良い選択肢です。
例えばFPSなど音の明瞭さを必要とする用途ならこちらの方が活躍できると思います。



聴覚上の音圧の強さ

重低音 ☆☆☆
低音  ☆☆☆☆
中音  ☆☆☆
中高音 ☆☆☆★
高音  ☆☆


まとめ


個人的には値段相応にE5000よりE4000が劣っているとは思えません。
普通にわかりやすい高音質はE4000でしょう。

E4000はVGPの金賞を受賞した程にハイレベルな商品です。
E2000/E3000からの買い替えならばこの一本と言えます。

ただE4000もE5000も基本としては中音・低音重視の音質で、高音の響きを重視するなら特段オススメというわけではありません。


このイヤホンもトリプルコンフォートが個人的にはベストマッチです。
低音が強すぎると感じている場合は特にお勧めしたい。


次回はE4000にE5000のケーブルを取り付けるとどうなるかをみてみましょう。
ケーブル関係の音質の変化は表現しがたいところはあるのですが…。


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