SONY IER-Z1Rのファーストインプレッション

2019年3月22日金曜日

SONY IER-Z1R

t f B! P L

IER-Z1Rを購入 




ついに発売された2DD1BAのソニーのフラグシップイヤホン。
最上位機種とはいえイヤホンに20万はきよとび(清水の舞台から飛び降りる)の気持ちです。
これまでヘッドホンですらその価値を感じた商品はありませんでした。


低評価が多くネガティブな印象だったIER-Z1Rですが、試聴の段階でつながりの自然さや再生帯域の広さを感じさせられ本気で唸ってしまいました。
試聴するまでは「こんなんでまともな音がすると思っているのか?ふざけるな!」と酷評するつもりだったのですが、そこを克服した技術力には畏敬の念すら覚えます。
個人的な考えでは今までのノーマルな1DDのイヤホンは、結局の所ヘッドホンの下位互換なのではと思います。
振動板が小さいため低音が再現し難く、無理に低音に音質を寄せて高音が再現出来ていない機種が手持ちでも多いです。
IER-Z1Rの2DDという挑戦はイヤホンの常識を打ち破ったとすら言えるかも。


ファーストインプレッション 


若干重く大きめのサイズ感なので絶対に試着はしてみたほうが良いと思います。
装着感自体は悪くありませんし、フィットするならつけているのを忘れる程ですが大きく重いのは事実なのでお試しは必須。


そして一番気になる音質なのですが…。
色々と他の方のレビューなどを読み漁りましたが、全くこれといった方向性のない音と結論付けるしかありません。
とんでもなく酷評する人から天上の音だとまで評価する人もいる稀有な機種。

考察ですがIER-Z1RはDAPの性能を誇張無しに引き出すイヤホンなのではないかと。
ブーミーなDAPだとブーミーに聞こえ、高音が強いDAPだと高音が強く聞こえるのではないかと愚考。

個人的には高音主体で中音も厚く低音もしまった完璧な音質に聞こえるのですよね。
ただこれはNW-A50での評価でHAP-S1では高音が伸びず低音が若干ブーミーに感じます。
一応入れ替えが面倒なので使っていないSACDプレイヤーでも確認してみましたが、そちらではとてもフラットな音質。


イヤーピースによる音質の変化もかなり大きい印象。
このあたりは長くなりそうなのでまた別にまとめたいと思います。
今のお気に入りはスパイラルドット++ですが、まあこれは値段補正も多少あるかもしれません。


まとめ 


これが完成形なのかと言われるとそこはなんとも言い難いところはあります。
他にこのコンセプトをもったイヤホンは存在しないので現在は良くも悪くもオンリーワン。

ただヘッドホンにイヤホンが音質的に少しでも迫れる可能性がこの構成にはあると思います。
廉価版などがでてくるともっと面白くなるかもしれませんね。


音質がどうしようもなく悪いと感じた方は是非他のDAPにつないで聞いてみていただきたい。
もちろんどんなイヤホンでもDAPを変えれば音質が変わりますが、Z1Rはそれが特に顕著な気がします。


でもしかし20万はどう考えても素人がイヤホンに出す値段ではないかと…。
羽生選手のようなプロが使ってくれると映えそうですねぇ。


せっかくなので使い込んでまたレビューしてみたいと思います。










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