SONY MDR-M1STのファーストインプレッション

2019年8月25日日曜日

SONY MDR-M1ST

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MDR-M1STを購入



1989年に発売されたMDR-CD900ST。
30年もの間スタジオモニタとして圧倒的な人気を博したモデルの後継機が満を持して発売されました。
CD900STはスタジオだけでなくプロ機に憧れるユーザーにも多く求められた機種でしたので期待は大きいです。


正直MDR-Z1000とCD900STを所有しているので今回は見送る予定だったのですが、SNSでの高評価が多く耐えきれず購入。
Z1000の7Nケーブルがそのまま使えるのも購入を決めたポイントです。
これを挿せる機種は数が少ないのですよね。


保証なしのファーストロットを購入するのはなかなかの冒険です。
ただ所有するソニーのオーディオ製品で経年劣化以外での故障は今までほぼないのでそこは信頼でしょう。



ファーストインプレッション




一聴してまず高音が非常に弱く感じました。
ハイハットシンバルを開いて高音を響かせる部分が非常に聞き取りづらい気がします。
ギターは高い部分が削れているような音質で打楽器の様にも感じます。

低域とボーカルは割に明瞭。
あまり低域が強いモニターというのは珍しいかもしれませんね。
リスニングにも向く音質だと思います。


高音もそうですが、徹底的に刺さる・痛い音が排除されているので耳へのダメージは非常に低そうです。
長時間音を扱わないといけないプロにはかなりありがたいのでは。
Z1000でもそれは感じましたがそれ以上で、業務用の機材の音質としてはこれ以上はないのかもしれません。


15時間ほど鳴らし込みをしましたが特に音の印象は変わることなく。
最初から左右のマッチングと音の安定感の完成度が高く安心して使えると思います。


若干イヤーパッドのサイズが小さいので、人によってはドライバに当たる方もいるかも?
試聴・試着はマストかもしれません。



まとめ


確かに耳を痛めやすいプロにオススメしたいヘッドホン。
難聴は恐ろしいですし、今の人類の技術レベルでは絶対に完治しないようです。

高音が響かないのでYOUTUBEなどの圧縮音も聞き取りやすくていいですね。
SPOTIFYなどのネットの音楽配信サービスでも活躍してくれそうです。


MDR-CD900STとは全く違う音質ですが、これはこれでモニターヘッドホンの一つの結論でしょう。
リスニング用のATH-A2000Zの高音などは耳に厳しいことこの上無いです。
MDR-M1STの半分は優しさで出来ていると言っても過言ではありません。


ただ私個人としてはお気に入りのMDR-Z1000を押したいところなので、是非購入時には比較試聴してみていただきたい。

また100時間ほど使用してレビューしたいと思います。

MDR-M1STのレビュー

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