特徴
その筋では言わずと知れたといえるレベルの知名度を持つSE215。
私も所有していないのに名前だけは記憶していて、1万円台のマストアイテムとしての名声を確固たるものにしているイメージのイヤホンでした。
イヤーピースが細いカプラーに装着するためにノーマルなソニー形状のものでは余る点や、装着が必ずSHURE掛けという耳の後ろにケーブルを這わせるタイプだったのでなんとなく購入を避けていたSHUREのイヤホン。
大石昌良さんがYoutubeで使用されていて単純に超カッコよかったので購入してみました。
付属品はケースとイヤーピースのソフトタイプとシリコンタイプのSMLを各1ペア。
最初からウレタン状のソフトタイプが入っているのはポイントが高いですね。
イヤーピースは前述したとおり普通のものよりステムの直径が細いのでノーマルタイプは装着できません。
装着感は個人的には良好ですが、付属のケーブルは少し硬いので他のケーブルに交換しても良いかも知れないと思いました。
遮音性が非常に高いのもポイントになります。
必須のはずのベント孔がどこにも見当たらないので、これはどのような技術を使っているのか非常に気になります。
音質
音質はざっくり言うと弱ドンシャリ気味のかまぼこ。
重低音と超高音はあまり強くありませんがフラットといっていい音質でギターの響きが特に良いです。
グラフでみると5kHzに弱いピーク感がありますが、これのおかげかギターのジャギっとした感じが響きます。
ここは碧Lightなどにない部分なのでこれを気に入るかどうかがSE215を気に入るかの要点かもしれません。
個人的には好きな音で非常に気に入っています。
低音は重くなく弾むような感じで鳴り、これはこれで味のある低音です。
モニター的といっても間違っていないのかもしれません。
クリアタイプで中が透けていて内部を見られるのですが、この細い赤いケーブルがMMCXタイプにはほぼ内蔵されているわけです。
リケーブルで線材を太くしたところでこれがボトルネックになるという考えは個人的に捨てられないのですがどうなのでしょう?
個人的な聴覚上の音圧
重低音 ☆☆★
低音 ☆☆☆★
中音 ☆☆☆
中高音 ☆☆☆★
高音 ☆☆☆
まとめ
グッドな点
- 装着感・遮音性ともハイレベル
- 音質はモニター的で明瞭
- 付属品の充実度
バッドな点
- ノーマルなイヤーピースは使用不可
- ケーブルが硬い
- 若干声に違和感がある
手持ちのヘッドホンですとMDR-Z1000に少し近い音質かも知れません。
低音の量感などは全く違うのですが全体的な傾向がモニター的で近い気がしています。
流石老舗のSHUREがロングセールしているだけはあるイヤホン。
わかりやすい高音質ではないのですがこの音質は個人的には好きです。
1万円代のモニターイヤホンならベストバイと言ってもいいかもしれません。
ただ碧Lightと音楽を楽しく聞くならどちらがいいのかと問われると非常に困るものがあります。
名言はさけさせていただいてグラフだけおいておきましょう。
勢いあまって新製品のAONIC4も購入していしまいました。
これもまた比較レビューしてみたいと思います。
se215は50時間くらいエージングすると、印象変わりますよ。
返信削除30時間くらいでしたので50時間くらいエージングしてみます
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