SONY XBA-N3のファーストインプレッション

2020年6月7日日曜日

SONY XBA-N3

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XBA-N3を購入





2017年に発売されたソニーの1DD+1BAハイブリッドイヤホンのXBA-N3を今更ながら購入しました。
店頭での試聴ではあまりいい印象がなく買わずに放置してきましたが、AONIC4などハイブリッド型の音の良さを最近よく感じたので気になり手にとってみました。


3万円というお値段は今イヤホンを購入する天井の金額に個人的にはなっています。
AirPodsProの登場で、それ以上の値段のイヤホンにそれほどの価値を正直感じなくなってしまったのが原因。
有線でも3万あれば碧Ti3もAONIC4も購入できますし、これらを超える何かを持っていないイヤホンには受難の時代だと思います。

その上限ラインである値段のXBA-N3。
そのファーストインプレッションはいかに?


ファーストインプレッション


手にとってまず思うのは、サブマシンガンのドラムマガジンような見た目の奇抜さ。
横向きに振動板を収めた為にかなり特徴的な見た目になっていますが、おかげで耳への装着部分は反対に細くなっており、違和感をおぼえることなく装着できます。
奇抜な見た目からの素直な装着感は、猫を拾う不良を見たときのようなときめきを感じさせます。

付属ケーブルは極細く邪魔にならならず快適。
イヤホンはノーマルな装着もSHURE掛けも可能で非常に扱いやすく素晴らしい設計だと思います。

音漏れ・遮音性はSHURE以下ですが一般的なイヤホンレベルは確保しています。
変に大きなベントもありませんし問題無いレベルだと思います。


音質はフラット気味の弱ドンシャリ。
IER-Z1Rから超高音を省いたような音質で非常に聞き取りやすい音です。

低域から高域まで問題らしい問題のない優等生サウンド。
碧Ti3に比べると低音が弱く高音が強めで、ボーカル曲からBGM系まで幅広く聞けるオールラウンダーだと思います。

1DD+1BAのイヤホンは本当に完成されていると個人的には思わされました。
AONIC4も素晴らしいですしこのタイプのハイブリッドはどれも甲乙つけ難いです。
カプラー共振を抑えることによって減衰する高音を自然にBAで補ってフラットを実現させているように感じますがどうなのでしょう。


まとめ


文句ない完成度で買って損はないと思わせる製品です。
さすが3年モデルチェンジ無しでSONYが売り続けているだけはあると唸らされました。

特に大きな特徴のない音質は好みがわかれるかもしれませんが個人的には好きです。
ただ基本1DD+1BA機の音は似通ったところがあり、音を突き詰めるとこの音質に行き着くのではないかなと思わされます。

装着感・携帯性・音質ともに比のうちようがないイヤホン。
これはなかなか次世代機を出すのは難しいかも知れません。
正直もっと派手な型番を付けても良かったかもしれない銘機だと個人的には思っています。
XBA-N1000とかならば予約して買っていました。


次回は詳細な音質レビューを予定しています。
しかしXBA-N3はもう少し早く購入すべきイヤホンでした。




SONY XBA-N3のファーストインプレッション

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