SednaEarFit XELASTECのインプレッション

2020年7月18日土曜日

イヤーピース

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SednaEarfit XELASTECを購入




カナル型のイヤホンはイヤーピースで音が大きく変わります。
形状や素材の問題や閉官共振の耳道の長さ部分の変化がその大きな理由で、密閉もきちんとされていないと低音が抜けた軽い音になりがちです。

近年いろいろなタイプのイヤーピースがリリースされ、その中でも良作がいくつか散見されます。
個人的に良いとおもっているのはソニーのトリプルコンフォートで、他にもAET07やFenderのSureSeal Tipsなどもお気に入りです。


その中でも特にSureSeal Tipsは変わったイヤーピースで、ネットリした素材を耳に装着すると熱で変形してピッタリとフィットする機構を備えています。
ただ形状は少し特殊で使う人を選ぶモデルでした。


その熱で変化する機構を備えた標準タイプの形状のイヤーピースが発売されました。
それがSednaEarfit XELASTECです。
ただし”完全ワイヤレスイヤホン専用”です。


インプレッション




完全ワイヤレスイヤホン専用ということでWF-1000MX3で使用してみました。
サイズはMSを採用しています。

普段Mサイズのイヤホンを使用されている場合はMS、下手をしたらSサイズを使用するのが良いと思います。
予想以上にサイズ感があり、耳の奥へ装着するのも素材的に難しいのでワンサイズは小さめを推奨。

装着感は悪くなく非常に密閉感があります。
耳に張り付くような感覚のため重量がある完全ワイヤレスでも落下の危険が減りそうな気が。
ワイヤレスではありませんがIER-Z1Rなども密着感が上がるので装着感だけは有りです。


ただし!

音質はありえないほど変化します。
低音と高音の響きがなく、密閉感と固定感が高いためかデッドな音になり余韻が感じられない音質に。
中音は聞きやすくなるのでこれを良いと捉える人もいなくはないと思います。

イヤーピースで音が変わるとはいえ、ここまで音楽的な余韻が感じられなくなるイヤーピースも珍しいと思います。
個人的には嫌いです。


まとめ


重量があるイヤホンを支えるには確かに良いイヤーピース。
ただし音質は本当に大きく変化するのでこれは相当好みが分かれると思いますというか私は気に入りませんでした。
外で使う分には余韻はいらないという考え方もないではないのかもしれません。


値段も値段ですしコスパは最悪の部類です。
スパイラルドットの++もそうですが少し値上がりし過ぎなのではないかと思いますね。
一組1,000円はなかなかインパクトがありますし、そもそもサイズが合わない可能性が高いのでギャンブル要素があるのがなんとも。


あくまで”完全ワイヤレスイヤホン専門”なのでそこだけはご注意を。
SureSeal Tipsとは音質的には全く違うのでそこもお気をつけください。

個人的にはおすすめはしませんが音質が大きく変わって面白いのも確か。
イヤーピースを愛する諸兄には一度ある意味おすすめしたいとは思います。




お気に入り度:☆




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