特徴
- 1989年から販売されている長寿命機種
- 200gと軽めの重量
- パーツごとの購入が可能で修理が容易
- リケーブル不可の6.3mmジャック
言わずとしれた超有名スタジオヘッドホンのMDR-CD900ST。
後継機のMDR-M1STが発売になるようなのでレビューを。
なんとウィキペディアに専用ページまであるのでここで特に語ることもないかもしれません…。
装着感はイヤーパッドが肉薄で割とピタッとした感覚です。
耳のせタイプに少し近い装着感に感じます。
ただ重量は軽いので長時間の使用は楽な部分もあります。
ハウジングはアルミニウム製のようです。
振動板サイズは40mmと標準的。
音質
- 重低音と高音は弱め
- 中音域は明瞭
- カマボコ傾向の音質
- 若干擦歯音が強め
ボーカルなど声の音域は非常に明瞭です。
ただ現代の音楽を聴くには特に高音が弱く感じます。
この点が改良されたのがM1STなのかもしれません(そうでもなかったです)。
ミミマモさんのサイトに周波数特性を載せておられます。
重低音と高音がやはり弱いですね。
刺さる音域も少し強めなのでそこも気になるポイントかもしれません。
個人的な聴覚上の音圧
重低音 ☆☆★
低音 ☆☆☆
中音 ☆☆☆★
中高音 ☆☆☆
高音 ☆☆
低音 ☆☆☆
中音 ☆☆☆★
中高音 ☆☆☆
高音 ☆☆
まとめ
現代においては流石にローファイと言わざるえない音質ですが、ボーカルの聞きやすさは本物。
さすが長い間使われているだけはあります。
ただ個人的にはこれを購入するくらいならMDR-Z1000をオススメしたい。
低音の量感もありますし擦歯音も控えめです。
音質が悪い楽曲などもそこそこ聞かせてしまうので、スタジオモニタとしてはどうなのでしょう?
個人的にはMDR-M1STに期待せざるをえません。
しかし値段も手頃で修理も簡単と言う特徴は唯一無二。
値段が安いという特徴がM1STに引き継がれて無いのだけは本当に残念ですねえ。
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