特徴
SONYのノーマル接続のハイエンド機にあたるNW-A100。
正直なところ、このサイズでこの機能この音質を持ったDAPを作れているのは奇跡だと思います。
デジタルアンプがなければ電源容量が少ない中でまともな音質を得ることは難しいでしょうし、Andoroid機でこのサイズはブラヴォーと言わざる得ません。
A50でほぼ完成と言えたAシリーズWALKMANですが、A100で新たな境地を切り開けているのでしょうか?
手持ちのNW-A55と比較をしながらレビューしてみたいと思います。
音質・使い勝手
機器のリスニングはATH-A2000ZとIER-Z1Rで行っています。
デジタルアンプ特有の低音が薄く感じる音質ですが、高音はとても綺麗です。
この特徴は前作のNW-A50シリーズとほぼ同じで、個人的には双方の聞き分けは不可能です。
両方ポータブルとしては充分以上の音質だと思います。
Amazon Music HDにも本体の音質操作のエフェクトをかけることができますし、PCでなくこれで音楽を聞くメリットは充分あると思います。
各種設定にも簡単にアクセスできますし、オーディオプレイヤーとしてのUIはなかなかのもの。
NW-A50から各種ブラッシュアップされているので単純な操作性は上がっていると思います。
ソフトウェアの操作も全体としてもたつくこともなく快適です。
ただ多少画面が小さいのでAndoroid機としてのタッチ性能は微妙かもしれません。
ただバッテリーは本当に持ちません。
なにか少し人肌程度の発熱もありますし電源周りは弱い印象。
使用していない時の放電も大きい気がします。
NW-A50よりも液晶が青っぽくスッキリとした印象を受けます。
滲む赤みが少ないのでこちらのほうが一般的には高画質と評価されそうです。
まとめ
良い点
- 小型コンパクトで高音質
- 良くも悪くもAndoroid搭載
- 液晶がキレイ
微妙な点
- 電池の持ちが非常に悪い
- WIFI環境下でないとほぼ意味がない
- 10Gシステムで既に使用されているので内蔵メモリの表記がどうかと思う
- USBDACとBluetoothレシバー機能は欲しかった
電池のもちの悪さが結局のところ致命的な気がします。
他の点はほぼA50シリーズより良好と言えなくもないですがそこだけは本当に痛い。
USB-Cを採用しているので外付けバッテリーが扱いやすくなっていますしそれを使うのもアリでしょう。
外で実用するなら外付けバッテリーにMicroSDカードが必須と言えるかも。
4Gや5G回線を使用することができればかなり利便性の高いモデルになりそうな気がします。
現時点では電池の持ちの悪さを加味して考えると、ポータブルというより据え置き状態でWIFI下で使用するのが一番よい使用法かもしれません。
バッテリーを鑑みてもNW-A55が併売されているのが少し納得できる状況。
Andoroidがどうしても必要ならNW-A100、USB-DACとBluetoothレシーバーが必要ならNW-A50を買うというのが間違いない選択だと思います。
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