LinkBuds S
穴開きのドーナッツTWSとして衝撃のデビューを果たした初代LinkBuds。
そして初代LinkBudsから数ヶ月で発売されたのがこのLinkBuds Sです。
予想に反してLinkBuds Sはドーナッツタイプの後継機ではありません。
LinkBudsという名前はドーナッツタイプの新イヤホンに与えられたものではなく、実はソニーのTWS全体を指す言葉で、AirPodsのようなシリーズ名としての名称のようです。
正直ちょっともったいない気もしますが、これからソニーのTWSをLinkBudsと呼ぶというのは確かに分かりやすいと思います。
はっきり言ってその実は”軽量型WF-1000XM4”といえるLinkBuds S。
その性能をざっくり見てみましょう。
ファーストインプレッション
小型軽量のノイズキャンセルモデルという皆が待ち望んでいたモデルなのが一番の特徴。
実際装着感も良く、この点においてはTWSとして相当ハイレベルな気がします。
公式ページによるとWF-1000XM4比で40%削減のようで、これは60kgの方が36kgへダイエット成功したといういわばイヤホン界のライザップと言えるでしょう。
開封は外箱を壊す必要はなくなりましたが、本体を取り出すのに紙のカバーを破壊する必要があります。
新品と偽って開封品を売りつけられる可能性が低くなるのでこれは好感が持てます。
イヤーピースはノーマルなハイブリッドイヤーピース。
試していませんが大抵のイヤピは取り付けることができるかもしれません。
音質
フラットに限りなく近い音質。
カナルイヤホン特有の高音のシャリ付きがなく、低音も強すぎない絶妙なバランス。
この音を派手さや明瞭感がないと表する方もいるかもしれませんし、他のカナル型イヤホンと比べたときに地味に感じるかもしれませんが私はとても好みの音質です。
これに比べればWF-1000XM4は高音が強めで、AirPodsProは中音が強く感じると思います。
また詳しくはレビューで比較したいと思いますが個人的には問題なくGOODと言える音です。
ノイズキャンセル・外音取り込み
ノイズキャンセルはXM3相当らしいですが、イヤホンの形状が良いおかげかXM3より良質に感じます。
XM3にあったようなノイズキャンセルをかけるとノイズが乗るみたいな不具合のような仕様もありませんしXM3より遥かに好印象。
外音取り込みは…まあ悪くはないです。
この点はWF-1000XM4より個人的にはイマイチで、AirPodsProには遠く及ばないレベルに感じました。
少しノイジーで、ここは設定の問題もあるかもしれませんのでもう少し様子をみてみましょう。
セーフリスニングモード
ヘッドホンのWH-1000XM5で初めて導入された音量の見える化のセーフリスニングモード。
LinkBuds Sでもこれは全く同じものが導入されていて、今聞いている音楽の音量をスマホで見ることが出来ます。
これは素晴らしいモードで耳の健康管理に絶対必須だと私は思っています。
WF-1000XM4では見ることができないのでこれだけでも乗り換える理由になるかもしれません。
まとめ
今普通にノイズキャンセルのTWSをオススメするなら候補に入ってくるモデルだと思います。
特にWF-1000XM4はイヤーピースやサイズ感が人を選ぶのでこちらの方がフィットする人は多いのでは。
音質も本当に最近のTWSはよく調整されていると唸るばかり。
難聴リスクを考えるとノイズキャンセル+フラットバランスは将来の子ども達の為に強くおすすめしたい。
セーフリスニングモードもこれはソニーでは標準装備になりそうで嬉しい限りです。
ノイズキャンセルと外音取り込みは流石にWF-1000XM4に分がありそう。
そこは差別化されていないとWF-1000XM4の存在意義が怪しくなりますしね…。
LinkBudsといえばソニーとなるにはもう少し時間がかかるでしょうが大事に育てていただきたいブランドです。
特に穴開きのLinkBudsの後継機だけは必ず出していただきたいです。
あれは可能性の獣だと思っています。
※ペアリングの仕方が多少特殊なのでメモ
https://helpguide.sony.net/mdr/linkbudss/v1/ja/contents/TP1000536249.html
ケースにいれて背面にあるボタンを長押でペアリングのようです
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